これは2024年11月にたねハウスでおきた、ねずみとの戦いの記録である。

2024/11/2 ネズミの気配を感じる

キッチンのステンレスラックがプロテインまみれになっていて何事だと思ったら、穴があいてて中身が散乱していた。過去にもプロテイン食ってたのに気づかずにプロテイン飲んでて体調を崩してたことがあったのでネズミの侵入を確信。

余っていたAtomCam 2をキッチンに設置。初動で侵入経路はっきり特定すればよかったのだけどこの日はカメラ設置して満足して終了。

2024/11/16 ネズミの侵入を確認、罠設置

今度は小麦粉が食い破られたのでいよいよネズミを捕獲しにかかることにした。

Atom Cam 2の録画をまずは確認したところ、感度を最低にしていたので自動録画には残っていなかった。(感度最高だと結構ご検知もうるさい)

というわけで先に侵入経路を特定した。ここには前の持ち主の時代に電気温水器が設置されていて、その排水を隣のお風呂に通すために塩ビ管が通してあったのだが、ゴミ箱をどかしてみるとネズミが通れるくらいの穴が空けられていた。

そして、近くにネズミがかじった1日分の野菜が落ちていたのでほぼここで確定。(こういうのをラットサインというらしい。)カメラの画角にこの1日分の野菜が映っていたので、これが現れるタイミングまで録画を遡ってネズミを初めて確認できた。

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侵入経路も確定したのでとりあえずホームセンターから粘着シートを買ってきて設置。真上から観察できるようにAtom Camも移動。

前回ネズミを捕まえたときは侵入経路に粘着シートを置いたらすぐに捕まったので期待。

2024/11/18 粘着シート作戦失敗

深夜に建物を走って「カリカリ」とかじる音を聞いたのでAtomCam2の映像をリアルタイムに監視。ネズミが顔を出したので期待したものの、かなり警戒している様子で粘着シートを避けて侵入してすぐに去った。シートの上に餌を置かなかったのも反省点。

お帰りになる際に粘着シートが少しくっついてしまった。もうこのネズミが粘着シートを踏むことは、絶対にないだろうということで、その場でAmazonで次の罠を注文した。

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2024/11/19 罠設置

注文した罠は深夜というか早朝にAmazonで即注文したのでよく確認していなかったのだが、かなり小さめの罠4個入りで失敗した。この罠だとハツカネズミか、子ネズミくらいしか捕まえられないだろう。

どのみちまずは餌に慣れさせる必要があると思ったので数日は餌付け期間なので大きさをチェックしてまた罠を購入し直すという段取りでとりあえず設置してみた。

餌は前にネズミを捕まえたときにも活躍したカルビーのフルグラ。香りも強いし自分で食ってもうまい。

粘着シートは捕獲には期待できないが移動経路を限定するのに使った。粘着シートを避けて通れる唯一の道にフルグラと罠がおいてある状態にした。罠のほうにカメラを設置する関係で、侵入穴に対してはSwitchbotの人感センサーを設置。

SwitchBot 人感センサー
検知範囲が広くて、電池式で置き場所も自由です。アラート通知が可能で、不審者が侵入すれば、スマホに通知が届きます。SwitchBotシリーズ製品と連携すれば、夜にお手洗いに行く時、ボット・プラグでライトが自動的に点灯、離れると自動消灯は可能です。遠隔確認、アレクサ対応、アラート通知機能をご利用するにはSwitchBotハブミニが必要です。

とりあえず設置してしばらく様子を見る予定だったが、粘着シートによって警戒が強くなったのか数日現れず。

2024/11/22 ねずみ戦争終結

仕事中にSwitchbotの人感センサーに反応あり。カメラを確認するとネズミが侵入してきて、警戒しながらもフルグラを食べていた。

罠も明らかに小さいのが分かったので帰宅前にホームセンターで箱罠を購入。(同タイプの製品)

設置が終わったのでゲームするかーと部屋に移動したら、なんとまた人感センサーに反応あり。そうとうフルグラが気に入ってる様子。

せっかくなのでTwitchで配信をつけて捕まる瞬間を観察。やはりかなり警戒していたが、フルグラの誘惑に勝てなかったのか、20分ほどで捕獲完了した。

扉を作動させる部分には超熟を使った。フルグラを手前に数個、奥に何個かで御用。

捕まえたネズミはそれなりに大きかったのでドブネズミだと思うのだけど、クマネズミとの見分け方をネットで調べてもやっぱり同定は難しい。

捕まえてすぐに溺死させた。虫や魚を殺すときにはなんともないのに、哺乳類を殺すときに心に負担がかかるのを感じたので、人間はなんと自分本位なんだろうと感じた。動物を殺すのをアウトソースして生きていけるようになってる現代の仕組みすごい。

ねずみ戦争振り返り

かくして戦争は終わった。

前回ねずみを捕殺したときと違って、ねずみの様子をつぶさに観察できたのがとてもよかった。向こうも人家侵入は命がけなので、かなりの警戒心を持って行動していることがわかった。

Switchbotの人感センサーは人感照明のような組み込みモノと比べるとラグがあるのでスマートホームに使うときはかなり工夫が必要な製品なのだけど、今回のユースケースにはかなり適合していた。というのも、AtomCam2の動体検知は一度検知してから5分間は通知しないという仕組み(参照)なので、ネズミの行動把握をするのは結構難しい(動体検知=シーン録画なので負荷防止のため)。Switchbotの方はとにかく無遠慮にガンガン通知してくれるので、ネズミ検知→リアルタイム映像確認という組み合わせがうまくいっていた。

餌に関しても今のところフルグラはヒット率100%なのでかなりおすすめしたい。なんか健康志向の高いものをねずみはよく食っている。

そして、とにかく猫が飼いたいと思った。